スポ−ツ能力向上のためには、運動全般に使われる視機能をトレーニングしていくことが必要です。このスポーツビジョンといわれる眼の能力を鍛える特別プログラムがこのトレーニングです。
 人間は、外界からの情報収集(大脳への情報入力)の約80%を“眼”に依存していると言われます。特にスポーツにおいては、身体のバランスを保ちながらフィールドを行き来する動体(ボール等)に集中し、それを捉えるタイミングを測りながら的確な動作を繰り返して行くことですから、“眼”の役割は果てしなく重要であると言えるわけです。つまり、優れたスポーツ選手であると評価される人達は、視覚情報処理に長けているのです。
 成績を上げる為に技術練習ばかりを繰り返すのではなく、高い技術習得に耐えうる(ウェイト・トレーニング等による)筋力補強をすることが、ひいては近道であり合理的であることは、近代スポーツ界において認識されています。ところが、運動作業に不可欠な“眼(視覚情報処理)”のトレーニングに対する認識は、まだ甘いのが(特に日本における)現状です。本来であれば、筋力補強と同等、あるいはそれ以上に重要視されてしかるべきトレーニングのはずなのです。