スクール オブ スクールズ(東京都世田谷区 代表小柳和久)ではアルファ脳波トレーニングとイメージトレーニングを通して記憶力、判断力を養い、自ら学ぶ喜び、考える楽しさを発見する脳力開発の教室を開校している。 一般の学習塾とは違って、国語、算数(数学)、理科、社会、英語といった受験のための詰め込み教育を行うのではなく、アルファ状態でのイメージのノウハウを教えることで、目ざましい成果を発揮している。 今回は、その授業を取材した。
学ぶ喜びを知ることからはじまる教育
「教育現場を見渡すと、子供達は、受験戦争に勝ち残るために休む暇もなく塾に通い、猛勉強を強いられてる。与えられる材料はたくさんあるが、どれも情報を詰め込むだけで、それを受ける側(子供達)がどうしたらわかるか?、どう考えたらいいのか?という点には力が注がれていない。材料よりも受手側を改善しないと意味はない」と代表の小柳先生は言う。どのように考えれば、どういうふうに覚えれば最善なのかを工夫し、主体性を持って自分流の学習スタイルを確立して、学ぶ喜び、考える楽しさを知らせることがスクール オブ スクールズのコンセプトなのだ。
授業を拝見、基本は映像化
 アルファミュージックが流れはじめた。「目を閉じて、身体の力を徐々に抜いていきます・・・・・・・」瞑想がはじまった。子供達が少しづつリラックスしていく様子がうかがえる。充分なリラックス状態になったころ、イメージセッションに入る。「さあ頭の中に何も書いていない16マスをつくってみましょう・・・・」SRPでいえば、さしずめメンタルスクリーンの創造だろうか。「Aの1二重の三角、Dの1上に向いた矢印・・・・」ことばで伝えられた図形を頭の中で絵にしながらはめこんでいく。子供達はリラックスしたアルファ状態を保ちながら16個のマスに埋め込まれる図形を頭の中に描いていく。
 今度は目を開けて、16マスに赤、青、黄色のタイルを2枚づつランダムに当てはめたボードを数秒間見つめる。ボードが伏せられたあと、時間をおいてどの位置に何色があったかを、ノートに記入する。ボードの表示時間は3秒、1秒と短くなっていく。不思議なことに表示時間が短いほど正解率が高かった。
先生が25個の品物を順番に読み上げる。「コンパス、クレヨン、めだか、ロケット・・・・・」子供達は、目を閉じてその読み上げられた品物を、一生懸命覚えようとしている。いや覚えようとしているのではない。頭の中で物語を作り映像化しているのだ。そうすることにより、記憶が定着する。
 まだまだ授業では、様々なトレーニングが行われているのだが、ここで全てを紹介するには限界がある。トレーニングは概ねイメージ力の強化、情報の映像化を主体としてプログラムされている。授業が進むにつれて、情報を論理的に分解したり、組み合わせたりする指導がなされる。右脳だけを強化するのではなく、左脳のトレーニングも巧みに盛り込まれているのだ。